活魚水槽の設置をご検討の方のよくあるご質問に、水槽のプロがお答えします。
水槽の管理方法は・・
活魚水槽の維持で重要な点は、水温と水質の管理です。水温に関しては、クーラーとヒーターを同じサーモでコントロールしますので通年15°Cで維持できます。水質で重要な点は、濾過槽の大きさと濾材の品質です。当店施工の水槽は、この2点を十分に考慮していますのでご安心ください。
メンテナンス方法を教えてください。
こちらの手順は、私が10年以上実際にお客様の店舗にお邪魔して行っているメンテナンスです。
準備するもの
- 交換用 海水 20~40L
- 塩分濃度比重計
- 海水の塩分濃度は非常に重要です。 本水槽の海水は、水分の自然蒸発でどんどん濃くなっていきます。塩分濃度が高くなると、魚のストレスが増し、弱るのも早くなります。既定の塩分濃度より若干薄いほうが、長生きしてくれます。ですから、お店のスタッフさんに 毎日濃度チェックをお願いしています。薄くなることは、まず有りませんが、濃くなることは毎日のようにあります。この場合は、真水を濾過層のほうから足すようにしてください。
- クリアーウール
- 水交換用ホース
実際の手順
- 1. 塩分濃度のチェック
- 2. アクリル水槽内側をクリアーウール少量にて丁寧にふき、茶苔などをとる。
- 3. ウールボックスのウールを水洗い、または新品と交換する。
- 4. 排水手動ポンプ付きホースと大型のバケツで、本水槽内の鱗などのゴミと一緒に海水を20Lまたは40L抜き取る。
- 5. 新しい海水を水中ポンプを使って濾過層のほうから入れる。
- 6. もう一度、塩分濃度チェック
- 7. クーラーのフィルターを掃除する。
- 8. 本水槽の外側をタオルでふく。
これだけでお終い。15分ほどの作業です。
設置スペースが限られますが・・
限られたスペースで最適な設置方法がご提案させていただきます。機能的な点はもちろん、インテリア性も考慮させていただいています。
カウンターに設置できますか。
お客様からよく見えるカウンター上部には水槽のみを設置してクーラー、ポンプなどはカウンターの下に設置します。
水槽の周りが水滴で濡れると聞いたのですが。
活魚水槽の場合、水温を15°C設定で行いますので夏場などは水槽のガラス面にかなりの量の水滴がつきます。そのままですと水槽の周りは水浸しになってしまいます。
当社施工の活魚水槽は、本水槽の下に自動排水ホース付きの水受けの皿を付けますのでご安心ください。
水槽の導入前の質問もお気軽にお問い合わせください。